さよならスカンジナビア号

朝から雨です。

今日のピンチヒッターは、大好きだったスカンジナビア号です。
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昨日の正午に、スカンジナビア号がなんと36年間ぶりに鎖を解かれて、航海(曳航されて)に出ました。
上海で改修されてから母国スエーデンのストックホルムで再びホテルやレストランとして使われるそうです。
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重須マリーナのすぐ隣の湾に係留されていたので、ゲストが来た時には、必ずと言っていいほどセーリングの帰りに案内してきました。
それではいつものGoogle Earthで詳しく見てみましょう。
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昔々、社内旅行で伊豆大仁温泉にくる途中で、昼食を船上レストランでとりました。
すばらしい木の内装と、優雅な調度品に憧れた記憶があります。
まさに貴婦人と言うにふさわしい華麗な姿であっただけに、いなくなると寂しい限りです。

これまでに撮影したスカンジナビア号をニコンアルバムに公開しました。
ニコンオンラインアルバム


昨日の読売新聞ニュースから

静岡県沼津市の奥駿河湾に36年間係留され、日本初の海上ホテルとして親しまれたヨット型客船「スカンジナビア」(5105トン)が、母国スウェーデンで第三の人生を送ることになり、31日旅立った。

中国・上海で改修した後、ストックホルムで再びホテルやレストランとして活用される。

スカンジナビアは、1927年にスウェーデンで建造され、ラテン語で北極星を意味する「ステラポラリス」の名で、世界中を航海した。70年に伊豆箱根鉄道が購入し、ホテルやレストランとして営業していたが、老朽化に伴い、昨年3月に営業を終えた。

純白の貴婦人を思わせる優美な姿に加え、建造当時をしのばせる内装を残す「貴重な海洋遺産」でもあったため、市民団体が保存運動を展開。同鉄道も売却先を探していたところ、スウェーデンの不動産会社が購入することになった。
(読売新聞) – 8月31日15時3分更新