ヨットの電動化実験

(最低気温 1.9 ℃)
寒い朝です。雨が降り風も吹いています。そのうちに雨がミゾレ状に変わりました。
なんとかこれを写してみようと、あれこれ設定を変えて写してみましたが、なかなかうまくいきませんね。

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今日は伊東サンライズマリーナで、ヨットの電動モーター実験の日です。
これが2回目なのですが、私は1回目は欠席していたので、興味津々です。11:20、オーナーのKTさんを熱海駅に迎えて、マリーナに向かいます。
この頃になると空も晴れてきて、ときおり薄日が射しだしました。
反対車線がすごい車の数で、まだお昼前というのに渋滞気味です。
河津サクラ見物の帰りでしょうか?
マリーナは閑散としています。クラブハウスの中はシーズンに備えて改装中です。

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今日の主役はコレ。船外モーター(ドイツ製)です。

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マリーナのスタッフがこのモーターを取付けるヤグラを上手に組んであります。

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仮のバッテリーは12Vの大きなものを2本、直列接続で24Vにして使います。

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エンジンを回さずにモーターで出港です。
ジーというモーターの回転音はしますが、エンジンのような振動がまったく無く、まさに水の上を滑るように進みます。

港の中は静かでモーターの音もよく聞こえたのですが、防波堤を出るとかなりの波と風です。
こんな天気でも遊覧船が出ていました。

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風に対して上りと下りを走ってそのスピードを調べます。
大きく波に持ち上げられると、ペラが半分くらい水から外に出てしまい空転します。

肝心のスピードはというと
風4〜7m、波1.5mに対して、上りで2.0〜2.8ノット、下りで3.8〜4.6ノット。

比較のためにエンジンで走ってみると、上りで4.6〜5.2ノット、下りで5.8〜6.8ノット。

明らかにモーターが非力なのが感じられ、改めてエンジンの力強さを痛感した実験でした。
現在のパワーレベルでは、たとえ2機掛けにしても、とてもエンジンの代わりにはなりそうもありません。

ということで、今回の実験では、モーター化は時期尚早という残念な結果に終わりました。