朝は一面真っ白で、天気を心配しました。昨夜、横浜に住む旧友のNYさんにヨットの誘いをしてあったのですが、朝の様子を見て心配になり、彼が家を出る前に急遽電話を入れて、今回は見送ってもらうことにしました。せっかく遠路来てもらっても、天気が悪いと申し訳ありません。なにしろ彼もヨットは初めて、というので最初が肝心。ということで、山を下って重須に向かったのですが、次第に明るくなってきて、港に着いた頃には、モヤはかかっていますが、雨の心配はなさそうです。夏休み最後の週末、桟橋はほぼ満杯です。今日はオーナーのTKさんのお嬢さんが通っている英会話学校の先生がゲストとのことです。待つことしばし、TKさんといっしょに立派な体格のMさんがやってきました。ボストン出身の33才、アメリカ人にしては珍しくちょっとシャイな青年です。日本に来て5ヶ月、日本語は「ほんの少し」とはいうものの、私からすれば驚異的です。たった5ヶ月でかなり通じます。ヨットが初めてのゲストということで、傾くと怖いでしょうから、あらかじめセールを小さくして10:50に出港です。なかなか良い風が吹いていて快適なセーリングです。1時間ほど走っていつもの場所で浮いているブイに舫を取って、昼食&水遊びです。「塩坊」さんもお孫さんたちを乗せて到着です。このあと今夜は土肥で泊まるとのことでした。ボートは吃水が浅いので岸のすぐ傍まで行って停泊しています。遠くでは大きくスピンを膨らませて、快走しているヨットも見えます。水にはいって体を冷やしたり、かるく昼寝をして15:30すぎに帰り支度です。帰りはほどよい西の風なので、マットさんが舵を握ります。すぐに要領を掴んで上手なものです。16:40 帰港 今日も一日チェサピーク号はよく走ってくれました。マットさんは日本に来てからの5ヶ月間に、休みを使って北は日光から、西は京都、大阪まで各地を旅行したそうです。とくに列車の旅が、おそらく初めての経験だったのでしょうか、とても気に入ったようでした。今度は富士山の見えるときにセーリングをしましょう、と再会を約して別れました。一日中こんなに穏やかな天気が続くのだったら、横浜のNYさんにも来てもらうべきでした、残念。