前日にCSさんから「明日どうですか?」と電話です。CSさんは「コブラ」というYAMAHA23ftでシングルハンドで先日の伊東のヨットレースに出ておられた方で、神津島行きにもご一緒しました。そのときに、いつか一緒に乗りませんか、と誘ってもらって居ました。私より少し年長の方で、クルマも大好きな、なにかと面白い話を聞かせてもらえるので、楽しみにして居ました。9時半にマリーナで、という約束なので、8時半過ぎに家を出ました。ちょっと風は強かったのですが、まあ山と海とは違うから、とさほど気にもかけていなかったのですが、走りだして5分、電話です。海が荒れていて白波がいっぱい、とのことです。中止にしましょうか、とおっしゃたのですが、折角の機会だから船を見せて下さい、とオジャマしました。さすがに冬のハーバーですね。冷たい風の吹くサンライズマリーナには、人気が殆どありません。クラブハウスでCSさんとお会いして、しばし持参のiPadで先日のレースの写真などをご覧に入れました。それじゃ船に行ってみましょう、ということでお船拝見です。CSさんの船は陸置きなので、いつもは入ったことな無いエリアです。ずいぶんたくさんの船が船台に載せられて並んでいます。下から見ると、浮かんでいる時とは違って、とても大きく見えます。ヨットは底にキール(大きな錘)が付いているので、船室は高いところにあります。コブラです。 新艇でお買いになったそうで、船体にsince1992 とありますから、もう19年になるわけです。後ろに回って、特製手すり付きのタラップで船上に登ります。このヨットはエンジンが外付けで、規格より大きい物が付いているそうです。船内 明るくてちょっとメルヘンチックなインテリア、センスの良さが伺われます。いろいろと自作なさっているそうで、とても居心地の良い空間で、ここでコーヒーなど淹れて音楽を聞きながら読書三昧というのもいいですね。手入れがいいからでしょうか、何処を見ても、とても船齢19年とは思えない美しさです。あれこれ四方山話に興じていましたが、ふと外を見ると風も収まっています。私が、「スピンの経験が少なくて苦手です」とお話すると、それじゃスピンの練習をしてみましょう、とセールをセットをして広げてみました。強い風が吹いたら、船台もろとも転んでしまうのではないかと、ちょっと心配でしたが、CSさんは「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と平気です。船が小さいと、セールも小さい、だから力もそれほど要らない、したがってロープも細くて良い、というわけでとても扱いやすいですね。しかも大きい船に比べると、風や波に敏感に反応するので、乗っていて緊張感があって面白いです。ただし、海が荒れたときには、頭から水を被るので、寒い季節だとあまり嬉しくありませんが・・・そんな訳で、今回はちょっと残念でしたが、おたがいサンデー毎日組ということもあって、穏やかな天気の日に再チャレンジする予定です。次の日曜日は、サンライズマリーナの今年最後のレースです。CSさんも参加予定とのこと、再会を約してお別れしました。