スペインという国については、昔はずいぶん羽振りの良い時期もあったけれど、近代においては独裁政治のせいで取り残されてしまい、バルセロナのオリンピックでガウディの建築が一躍有名になりましたが、せいぜい闘牛とフラメンコの観光の国でしょ、というレベルの知識しかありませんでした。 そもそもなぜ今回スペインへ出かけたかというと・・・ ちょうど一年前にスペイン旅行をしたGBさんが、スペインでは鉄道の線路を撤去した跡が、サイクリング専用道路(Via Verde = Green Way)になっている、という情報を仕入れてきました。 この話から始まって、スペインに行くなら北部のビルバオの近くには、KTさんの合弁会社があるから、そこでKTさんと落合って一緒に美味しい街、サンセバスチヤンへ行ってポタリングもしましょう。 せっかくだから南から北に行く時には、途中ワイナリーに立寄って、見学しましょう。 帰りにはマドリードですこし観光も、というようなことで自転車大好きサンデー毎日組4人が出かけることになったわけです。 鉄道線路の跡ということは、きびしい登りはありません。せいぜい3〜4%でしょう。 しかもアンダルシア地方は雨が少なく、自転車には好都合です。 GBさんが綿密な行程を組んでくれました。 まず南のマラガから入国して、前半の一週間は、自転車をレンタルしてコスタ・デル・ソルやグリーンウエイを走ります。 そして、自転車を返してから今度はレンタカーで、あまり知られていない田舎町に泊まりながら、北上していきます。 そして、北のバスク地方、ビルバオとサンセバスチャンでまた自転車をレンタルして、ポタリングをしましょう、というものです。 最後はマドリードに戻って、市内観光をしてから帰国するという、じつにホテルに16泊、機内に2泊、都合19日間の長い旅行となりました。 t マラガでツーリングタイプの自転車をレンタルして、各地のグリーンウエイに出かけて走りました。 計算してみると6日連続で走って、ちょうど300kmでしたから、われわれの体力からいって、ちょうどの距離と言えます。 唯一計算違いは、古い街はどこも丘陵地帯の高いところにあったことで、40~50km走ったあとでの、ホテルへの登りがキツかったですね。 ということで、先は長くなりそうです・・・ (その3)←(その4)→(その5)