台風も過ぎ去り、青空もみえて梅雨時にしては珍しくヨット日和でした。お・ま・け・に・優・勝(撮影:本部艇)本日は7名の乗船。横須賀から超ベテランのTNさんが来てくれて、百人力です。いつものように、船を軽くするために荷物をおろします。本日は11艇の出走です。スタートまで1時間ほど余裕があるので、新しいセール(ジェネカー)を上げたり下げたりして練習です。じつはこのセール、今日のコンディションにまさにぴったりで、このお陰で優勝できたようなものです。従来のジェネカーとは、サイズも形状も違っていて、まるで大型ジブに近い役割を果たしてくれます。(撮影:本部艇)スタート時刻は12時、初島一周時計回り、ということだったのでその前におにぎりを食べておきましょう、と事前に話していたのに、新しいセールの練習に熱中していて、スッカリ忘れていました。12:00 微風のなかを定刻スタート さすがにTNさん、素晴らしいスタートです。スタートして進路を定めたらすぐに新しいジェネカーを上げました。練習の成果ですね、みごとにパッと開いて弱い風を捉えて最初からトップを走ります。ライバルのバッカスも白いジェネカーで追ってきます。その後バッカスはセールを大きなジェネカーに取り替えて追いかけてきます。(撮影:本部艇)初島直前では、危うく追い越さされそうになりましたが、ここも見事にかわしてトップで初島を回り終えました。初島を回りきってタックしたのが13:13 この頃から風も次第に上がってきました。こうなると大きな船(アイオイ号は31ft、バッカス号は40ft)が断然有利になってきます。タックしてから5分ほどで、とうとう追い越されてしまいました。フィニッシュはバッカスに遅れること05:22となりましたが、ハンディキャップ修正で、見事優勝です。ということで、優勝カップを抱えてご満悦のKTキャプテンです。優勝した後のパーティは愉しいですね。パーティのあとは、ベテランセーラーのTNさんも一緒に、5名でマリーナからすぐ近くの温泉ホテルに宿泊して、夜の更けるまでヨット談義で過ごしました。・・・・・・・・・・カップに過去のアイオイ優勝のテープがぶら下がっていたので、調べてみました。2011年7月23日 第6回伊豆高原ビール杯優勝 → こちらこの時も風がなくて、ライバルのバッカス号が後半のコース取りで失敗をしたためにアイオイ号がファーストホームも取って優勝していました。いくら勝っても風のないヨットレースは、愉しくないですね。今回は前半の微風時には新調セールをうまく使えて、後半には風も吹いてくれて、最高に愉しいレースでした。