佐渡島一周サイクリング(3/5)

5/26

二日目は距離も60km ぐらいで、佐渡金山跡の見学と、尖閣湾で遊覧船にを乗ることを計画しています。

佐渡走行map5-26

今朝もいい天気、海は穏やかです。
あの先端の岬を回って島の北部の真ん中あたりまでが、今日の行程です。

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おいしいご飯をしっかり食べて・・・

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昨日は90km 以上も走ったのに、昨夜の豪華料理のせいでしょうか、4人とも至って元気です。
定刻 8:30 に出発です。

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今日は時間に余裕があるので、久しぶりにケーキセットで一服したいね、とGBさん。
それじゃぁ、と佐渡市内の中心部なら喫茶店があるでしょうから、少し寄り道してみましょう、と針路を内陸へとりました。

田んぼの中の広〜い道を、大きな建物の見える方向に走ります。
クルマが少なくて、ほんとうに快適な走行が出来ます。

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さていよいよ市街地に近づいてきて、幹線道路から外れて近道と思われる農道を走っていた時のことです。
その農道がどうしたわけか50mほどの間だけ非舗装になっていて、ゴツゴツ、ゴロゴロの砂利道です。

私は喫茶店を探そうと3人より500m ほど先を走っていて、幹線道路に着いたので後続を待っていました。

さあ、ここで一大事件発生、電話がかかってきました。

なんと、あの砂利道でHHさんのリアディレーラー(後部変速機)が壊れてしまった、と云うのです。
よく聞いてみると、根元からボキッと折れてしまった、と云うではありませんか!

コリァ困った! HHさんは戦線離脱か?

とにかく自転車屋さんを探そう、と云うことで持っていたiPhoneのGoogleMapで検索してみます。

「佐渡市、自転車屋」で一発で出てきました、「川上自転車店」
ありがたいことに、ここから1㎞ほどのところです。
在ったものの、はたしてどんな自転車屋さんかしら?
ロードバイクなど扱っているかしら? とかなり悲観的でした。

とにかく電話をしてお店が開いていることを確認して、行ってみることにしました。

いや〜ぁ、ラッキーでした。
立派な自転車屋さん、当主は2代目、しっかりした技術をお持ちです。

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佐渡では大きなトライアスロン大会や自転車競技が毎年行われています。
その大会にはメカニックとして、ボランティアで参加者の自転車のメンテナンスを担当しているそうです。
トライアスロン大会には、なんと2500人も参加するそうです。
ということは、2500台の自転車です。
そのうちメンテナンスをするのは、200台以上もあるとのことです。

さすがに慣れたものです、あっという間に在庫していたディレーラーと交換です。
ついでに前の変速機の調整もしてもらって、HHさんの自転車は生き返りました。

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店内には私の愛車と同じTREKも壁にかかっていました。

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20分ぐらいだったでしょうか、ちょっと時間をロスしたので喫茶店探しは諦めて、元の海沿いのコースに戻りかけましたが、ここでGBさん、「ミスド」を発見。

ということで、コーヒーとドーナッツで、一息入れました。

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また海岸沿いの道に戻って北へ向かって走ります。
暑くもなく寒くもなく、おまけに風も無いので、最高のサイクリング日和です。

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二見の町並みを過ぎて、この先に台ヶ鼻灯台があったハズですが、見落としてしまいました。

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長手岬から相川に掛けての海岸は夕陽のきれいなところだそうです。

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相川の町に入ってかなりの坂を上ると、ほどなく奉行所、そして佐渡金山の看板です。

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立派な建物と広い駐車場です。
観光シーズンにはここが一杯になるのでしょうね。

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見学坑道は新旧二つありましたが、古い方、江戸時代の様子を展示した「宗大夫坑」に入りました。

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見事な造りの等身大ジオラマで、人形たちが動いています。
ときどき「もうすぐ交代だから、精を出せよ〜」と人足頭の声まで聞こえてきます。

じっさいに水が流れていて、それを手動のポンプでくみ出す様子など、薄暗いこともあって、まさに迫真の情景です。
なかなか迫力がありました。

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外に出ると、これまた立派に作られたジオラマで、掘り出した金鉱石から、大判小判を製造するまでの様子が、精密なジオラマになっていて、当時の様子がうかがえる興味深いものでした。

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江戸の人口が80万人という頃に、相川の町には5万人もの人が集まったというから、当時の巨大産業であったと云えますね。

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そして、お約束の「金の延べ棒」です。

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40分あまりで見学を終えて、すぐ下の茶店で遅い昼食です。
お客さんも少ないと見込んだのでしょうか、ご飯がもう無くなったので、麺類しかありません、とのこと。

どうせ今夜も大ご馳走でしょうから、軽く蕎麦でも、と思っていたのでOKです。
ご飯のかわりに、麦のオクスリをちょっとだけ飲みました。

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さて、金山の見学を終えてまた海岸沿いに下ります。
ちょっと空は曇ってきましたが、せっかくだからと尖閣湾遊覧船に乗りました。

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「君の名は」の舞台になった橋だそうです。

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30分ほどの遊覧船からの観光でしたが、なかなか楽しかったですね。

そして再び自転車で本日のお宿まで、約25㎞の道のりです。
途中佐渡で一番長い南片辺トンネル(1,911m)も通り抜けました。

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16:40 外海府にある民宿「みなと荘」に到着です。
リニュアールしたのか、とてもきれいで清潔感一杯のお宿です。
自転車は屋根付きのガレージに預かってもらいました。

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そしてそして、今夜もまたお魚てんこ盛りです。

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毛ガニにサザエに・・・

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こんなに大きなムール貝

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鯛の塩焼きもお一人様一匹!

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カレイの唐揚げに、手前はシャブシャブでいただくブリの薄切りです。

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この他にもイカソーメンに、タケノコの煮付け、などなど・・・
これに佐渡の純米酒

いや〜ぁ、佐渡はヨイトコ、一度はおいで ♫

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本日の走行距離は予定よりちょっと多くて 70.5kmでした。

・・・・・・

HHさんのリアディレーラー破断
二つに折れてしまいました。

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リアディレーラーはこの部分で、変速をするために頻繁に使います。(これは私の自転車です)

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おそらく以前に、何かにぶっつけて亀裂が入っていたのでしょうね。
砂利道走行で、たまたま共振したので大きなストレスが掛かったのでしょう。

ここがボッキリと折れてしまったのですから、万が一高速で走っているときだったら大事故になるところでした。
そして、もし、近くに自転車屋さんの無いところだったらどうなっていたのでしょう?

ほんとうに不幸中の幸いでした。

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