5/14 日帰り電車輪行前日の脚慣らしも終わって、いよいよ本格的に走ります。マラガ駅から電車に乗って1時間たらず、アロラから北へエルチェロまでの往復です。t日本だと自転車を電車に乗せるには必ず袋に入れて覆う必要がありますが、スペインでは、電車にそのまま自転車を積み込むことが出来ます。ということで、改札をそのまま通りぬけ、地下ホームへエスカレーターで降りていきます。ちょっと乱暴な気がしますが・・・初めてのことなので、車両の様子も分かりません。ちょっと困っていると、うまい具合に、お一人自転車を持ち込んでいる人が居ました。これ幸いとその人のそばでさり気なく電車を待ちました。5両編成のうちの、まんなかの車両のドアのところに自転車マークが有り、先ほどの方が乗り込みましたので、後をついて4台積み込みました。途中の駅でまたお一人自転車を持って乗車です。1時間足らずでアロラ到着、駅前で記念撮影をして出発です。丘の上に見えているのがアロラの町ですから、駅を出るとすぐに上りです。きれいな街の中を一回り走ってから目的地へ山の周りにはなだらかなオリ-ブ畑や乾いた荒野が広がっています。アップダウンはあるものの,勾配は緩く、空気が乾いているので快適なサイクリングです。ダムが見えてきました。12:10 お昼の時間ですが、右へ行くとエルチョロ駅、もう少し先へ行ってみましょう、ということで直進します。ダムから少し走るときりたった断崖絶壁の峡谷が現れます。12:30 さて、時間も良し、エルチェロまで引き返して、お昼にすることに決定。駅の直ぐ側のホテル&レストランです。先ずは冷えたビ-ルで乾杯、いつものことながら「生きていてヨカッタ」と実感する瞬間です。 お後は,例のごとくGBさんがスペイン語を駆使して、タバスいろいろとよーく冷えたワインです。ゆっくり休んで14:50 帰路につきます。tアロラ駅に着いたのが16時ちょうど、残念マラガ行きの列車は5分前に出たばかり。列車は1時間に1本、急ぐこともないので、のんびり時間待ちです。帰りも同じような列車でした。 マラガ駅に到着後、レンタバイク店に自転車を返却して、宿に帰り着いたのが19時過ぎでした。今夜の夕食はちょっと驚きの連続でした。マラガに我々より3日前に着いていたGBさん、B&Bに泊まっていたのですが、そこのファミリ-と友人たちに日本食を料理して振舞ったそうです。そのお返しとして,宿の娘さんと彼女の友達2人が夕食を一緒にしょうとのご招待です。港の近くだというので、たぶんどこかレストランだろうと見当をつけて出かけました。電話で指定してきたのは、なんと港の近くの公園、これにはビックリです。しかも、全員自転車でやって来ました。彼女たちが自分で作ったと云うお料理を公園の片隅に広げて深夜のパ-ティ-です。これには驚くやら、感激するやら・・・スペインの家庭料理ですね。大きなオムレツとか、オリーブの漬物もありました。飲み物はワインではなくて、やはり自家製の冷たいスープ。こんなのだったら、ワインを買って持ってきたのに・・・みんなもう30歳前後だったようですが、それぞれ仕事を持っていて、堅実に毎日を生きているという雰囲気でした。日本のことはほとんど知らないようでしたが、今マラガで「SUSHI」を食べることはとてもオシャレなのだそうです。というようなことで、サプライズの夜は愉快に更けてゆきました。(その6)←(その7)→(その8)