6/20
いよいよル・パルナスともお別れの日です。
大三島からリュックを担いでTern に乗って、尾道までしまなみ海道50kmを走って帰りました。
04:00 起床 外は暗いですが、04:30 出港の予定に合わせて準備開始です。
といっても、大方は昨夜のうちに済ませているので問題なし。
04:40 ル・パルナス航海灯をつけて出港。
お世話になったHHさんとル・パルナスに、手を振ってお別れ。 ル・パルナスはさらに西へ向かいます。
膨れ上がったリュックと自転車とともに、桟橋に取り残されました。
さてこれからどうするか?
1)多々羅大橋の付け根まで走って、そこから「しまなみ特急バス」で三原へ出て新幹線に乗る。
走行距離 〜7km
2)自転車で生口島の瀬戸田まで走って、そこから連絡船で尾道へ出る。
距離 〜17km
3)自転車でしまなみ海道を走って、尾道へ出る。
距離 〜50km
昨日、多々羅大橋付け根まで走ってみたので、島を横切る峠越えは、さほどきつい坂でないことを
確認済みです。
当初、第1案で考えていたのですが、一番早い便でも 06:51 です。
時刻はまだ5時前、20分もあれば着いてしまいますから、1時間半以上も時間を持て余してしまいます。
ということで、3案に決定です。
もし苦しいようなら途中から2案という選択肢もありますから、とにかく多々羅大橋を越えて生口島まで走ってみることにしました。
05:00 リュックを背負って出発です。
あたりはまだ薄暗く、風を切って走るとヒンヤリ肌寒く感じます。
リュックを背負って走ると背中が蒸れて不快になるので、いつも大きなサドルバッグを
利用していましたが、今回は早朝なので、気温も低くなかなか快適です。
峠まで20分
下りきると海越しに空が赤く染まっています。
多々羅大橋(1,480m)の上から生口島です。
05:34:24
ほとんど人にも車にも出会わず、順調に走ります。
06:04:31
瀬戸田を通りすぎても、連絡船に乗ろうなどということはすっかり忘れて走っていました。
06:27:32
生口橋への自転車、バイクの専用道路入口
生口島から因島への生口橋(790m)
生口橋を渡りきって因島からの生口橋
07:08:14
因島のなかは繁華街を避けて自転車道路が設定されています。
かっては因島は除虫菊で有名でした。
ちょっとした上り坂もありましたが、Tern Verge X10 は坂には強いですね、ラクラクです。
どういうわけか公園にモヤイ像が建っています。
そして因島大橋へのアプローチです。
橋の下を大型船が通るために、おおよそ海面から40〜50mのところまで登る必要がありますが、
しまなみ海道のすごいところは、わざわざ自転車とバイクのための専用アプローチを作ってあることです。
どこも平均勾配が3%になっているようで、登るのに苦労しません。
因島大橋だけは2階建てになっていて、自転車とバイク、歩行者は下を通りますが、視界の悪いのが欠点です。
向島に渡ってからの因島大橋(1,339m)
08:11:50
さて、ここで 08:11 です。 これなら9時前後に尾道に着けそうです。
尾道駅 09:39 に乗ると、後の接続が良くて三島停車のひかりに乗れるから好都合です。
ということで、張り切って向島を走り抜けて連絡船に乗るつもりが・・・
どうも途中で早く曲がりすぎて、道を間違えてしまいました。
この先行き止まり
間違えたらしいとは気がついたのですが、海沿いを走っていけば行けるだろう、とタカをくくってどんどん行くと、なんと行き止まりになってしまいました。
畑をしている方を見つけて尋ねてみると、元に戻るしかないよ、と教えられて、
かなり走ってしまったあとだったので、少々慌てました。
それでも、船着き場につくとちょうど連絡船が出る寸前でグッドタイミングでした。
船賃は自転車込で¥110也
グリーンヒルホテルの前 乗船時間6分
09:05 尾道駅到着 所要時間4時間05分 休憩、乗船時間を差し引くと実質走行時間は
3時間半ぐらいでしょうか。 (平均速度 〜14.5km/h )
手早く折りたたんで、輪行袋に詰め込んで、予定通り帰宅の途に着きました。
今回の瀬戸内クルーズ、さいわいにも天気に恵まれて楽しい8日間でした。
不思議なご縁で島の人々とも、ずっと昔から繋がっていたことがわかってびっくりしました。
また、HHさんが6年前に出会ったという島の人々が、暖かく迎えてくださったことも印象的でした。
おかげで私も、ぜひともまた訪れたいと願うようになりました。
瀬戸内、人も自然もほんとうに良いところです。 ありがとうございました。