9/18(木) 3日目
四万十川沿いのサイクリングは昨日で終わり、今日は四国最南端の足摺岬へ行きます。
予定では半島周囲をぐるりと回り、土佐清水からバスに乗って中村へ帰る予定でした。
ところが、地図をしっかり確認しないで走ってしまい大失敗でした。
その結果、登らなくてもよい山を登る羽目になり、景色は見えないし、急坂の連続でヘトヘトになりました。
①の箇所で左の細い道に行かなければならないところを、メイン道路沿いに走ってしまいました。
あとでGoogleMapのStreetVeiwで調べてみましたが、標識はないようです。
これでは観光客は通りすぎてしまっても仕方がないですね。
(GoogleMap StreetViewから)
さらに失敗です。
これは私が地図をじっくり見なおさなかったために、リカバリーのチャンスを逃して
しまいました。
②の三叉路で左方向に窪津方面とあったのに、まっすぐ通りすぎてしまったことです。
だいぶ進んでから間違えた、と気づいたのですが、まあ山越えでも大したことはないだろう
とタカをくくっていました。
ところが進めど進めど峠が現れません。
いちど峠らしきところがあったのですが、それからまた上りです。
というようなことで、足摺岬に到着したときは三人共ヘトヘトでした。
土佐清水まで走ってからバスに乗る計画を変更して、足摺岬からバスに乗って帰ってきました。
走行距離 52.6km 獲得高度 763m
6時過ぎに起床、前日のカヤックのせいでしょうか少し肩が張っています。
宿のご主人がトースト焼いてコーヒー淹れてくださったので(サービス)ありがたくいただいて、
8時に出発です。
今日はまた同じ宿に帰ってくるので、荷物を置いていけるのでラクです。
しばらく町の中を走って四万十川を渡ると堤防沿いに南に走ります。
これも沈下橋というのでしょうか、欄干のない橋を渡ります。
上りになって大きな荷物を積んだサイクリストに出会います。
同年輩の方で、大阪から来たとか、いや〜スゴイ。
この後、足摺岬の先端でもお会いしました。
良い匂いが漂ってくるな、と思ったら鰹節工場でした。
ちょうど2時間走って大岐の浜、良い所に喫茶店がありました。
コーヒーを飲むつもりで入ったのですが、何かオヤツになるものはないですか?と尋ねると、
お嬢さん二人にモーニングにしなさい、と勧められて・・・
味噌汁付きのモーニングは初めて、中には近くで採れるという小さな貝が沢山入っていました。
さて、元気を取り戻して走りだしたのですが、以布利の郵便局の先で曲がるべきところを
まっすぐに進んでしまい、悲劇の始まりです。
土佐清水に出てしまってからも、リカバリーのチャンスはあったのですが、なんだか戻る
のがシャクで、そもまま山に登ってしまいました。
勾配はさほどキツくはないのですが(約6%)とにかく単調な登りです。
普通なら坂道にはアップダウンが入り交じっているのですが、この道は車用のバイパス
として造られたからでしょうか、勾配がずっと一定です。
おまけに木々に遮られて、海も見えません。
途中で歩き遍路の若者に出会いました。
彼とは昼食同じ食堂で出会ったのですが、鹿児島から来ているとのことでした。
そんなこんなで、2時間ほどの苦闘の末、ようやく足摺岬の先端に到着です。
念願の足摺岬の灯台にも行ったので、さてお昼ごはんにしましょう、と探したのですが
適当な食堂が見当たりません。
帰りのことを考えると、もうここからバスに乗ってしまおうか、ということでバスの案内所に行ってみました。
まずは昼食のことを尋ねると、ちょっと離れているけれど地元の人達が行く食堂で良かったら
聞いてあげるよ、と電話をかけてくれて、おまけに送迎してくれるというのです。
また坂を登るのはちょっとね〜、だったのでありがたかったです。
ということで、自転車をバスの待合室に置かせてもらって、迎えの車で食堂へ。
そこに先ほどのお遍路さんの青年が居たのです。
彼がおいしかったですよ〜、といったので本日の定食です。
計画では土佐清水からバスに乗る予定でしたが、想定外の山越えでエネルギーを使い
果たしたので、ズルをすることに意見が一致しました。
ということで、自転車をたたんで輪行袋にしまい込みます。
15:30のバスは西海岸沿いに土佐清水へ、発車時は3人だけでしたが、中村までの2時間
ほどの間に、かなりの人たちが乗りたり降りたりしました。
それでも自転車がじゃまになるほどではありませんでした。
土佐清水までの景色です。
途中の集落では鰹節工場をたくさん見かけました。
というようなことで、土佐清水経由で中村駅前のZAKONEに16:30 無事帰着です。
ご主人が迎えてくださって、まずはオフロに入って、ひと休みです。
夕食は、今夜はそとでオカズを買ってきて宿でいっしょに宴会をやりましょう、ということで、
昨夜の「ちか」さんに出向いて、皿鉢料理風に盛り付けてもらいました。
ご主人の幼なじみも交じって、5人のオジサンたちの愉快な宴会が始まりました。
GBさんが持ってきた2本目のワイン、ご主人が出してくれたゆず酒とクリから作った焼酎、
などという珍しいお酒もありました。
コナもそばでずっとおとなしくしていました。
というようなことで、今宵も美味しい夜は楽しく更けてゆくのでした。