11名の老若男女が乗りこんで、穏やかな秋の海に出ました。
セーリングには穏やかすぎて、少々物足らなかったのですが、アイオイ号専属シェフKさんが、美味しい料理を作ってくれたので、全員大満足の一日でした。
(初島からの復路、赤いジェネカーと夕日に染まっています)
じつは、アイオイ号に乗る前に、今日はもうひとつ楽しい予定がありました。
熱海にすてきな船を持っていたHHさん、何を思ったか船を買い替えたのです。
しかもそれが、アイオイ号と同じサンライズマリーナに係留している船。
ということで、みんなでゾロゾロとおじゃましました。
CONTEST 37 オランダ製の大きな船です。どれくらい大きいかというと、船内にシャワー付きのトイレが前後2箇所もあって最大9人まで泊まることが出来ます。
内部の家具の仕上げも素晴らしいものですから、機会を改めて詳しくレポートいたしましょう。
ということで、見学会を終えてアイオイ号です。
手早く準備を整えて10:20 出港です。
沖合にはすでにHHさんの新しいヨットがセールをあげています。
さきほどお邪魔した時に、セールを上げて走っているところの写真を撮って欲しいと頼まれていたのです。
ということで、近づいて撮影会です。
セールのマークは青いチューリップ、さすがオランダの船ですね。
出港してから40分ほど、振り返ると雪の溶けてしまった冨士山の頭です。
アイオイ号の上では、ゲストを迎えて自己紹介です。
今回初めてお目にかかるゲストが2名、お二人とも学生のときからのヨットマンで、リタイア組です。
都内からお越しのJWさんは、油壺に仲間と船をお持ちだそうです。
神奈川からのHNさんは、ずっとディンギー乗りで、クルーザーはほとんど経験がないとのことですが、われわれお気楽セーラーからすると、お二人ともまさに格が違います。
教えてもらうことが多くて、これからが楽しみです。
自己紹介も終えて、いよいよお気楽セーリングの開始です。
波も風も穏やかなので、ワインを開けます。
初めてお会いしたのに、すぐに旧知の仲のようになれるのは、セーラーマンの特技でしょうか。
ヨットの話から、おつぎは自転車、輪行、海外、と次から次へと話は広がります。
根っからの海の男TAさんが後ろでルアーを流していたのですが、初島が近くなってもう5分もすれば入港というところで、45センチほどのシイラをヒットです。
12:15 初島に入港です。
初めてのみなさんは島内観光へ。
釣り上げたシイラと喜ぶTAさん。
さばくのは、これも釣りが大好きなTKさん、あまり切れない包丁で上手に三枚におろします。
船上ではKシェフが手際よく料理に取り掛かります。
本日のメニューは、先日軽井沢のスペイン料理レストランで学んできたニンニクとオリーブオイルで煮込んだ料理「アヒージョ」です。
チーズフォンジュに使った陶器製のナベに、オリーブオイルにニンニクと赤唐辛子を入れて、具材を入れます。
軽井沢ではエビでしたが、今日は牡蠣、マッシュルーム、ホタルイカ、そしてTAさんが釣り上げてTKさんが三枚におろしたシイラなどなど・・・
GBさんが選んで持ってきてくれたワインを飲みながら、アヒージョの出来るのを待ちます。
島内観光に出かけた5人を待ちきれなくて、お先に頂いてま〜す。
食べるのに忙しくて、牡蠣とシイラは写し忘れです。
全員が揃って、飲んだり食べたりおしゃべりをしたりと楽しんでいる時に、ひとりKシェフは船内で次の料理の準備です。
今回も美味しいパスタを作ってくれました。
気がついたらもう3時をだいぶ過ぎています。
いそいで片付けて15:30出港です。
あいかわらず静かな海ですが、少し走ると風があります。
ということでジェネカーを上げて夕日に向かって帆走です。
太陽が沈んで雲がきれいに染まっています。
マリーナに帰り着いた時には、あたりはもう薄暗くなっていました。
こうして美味しくて楽しい秋のグルメクルーズは無事終了です。