宇久須セーリング(その2)

今朝もスッキリしない天気です。
ときおり強い風が吹いています。

ということで昨夜の続きです。

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7/06
ロングセーリングなので、エンジンオイルのチェックやロープの取替などのメンテナンスをしっかりします。
今回が二度目の台湾からの青年ゲストSさんを載せて、4人で曇り空の中を11:20に出航です。大瀬崎の手前で昼食です。この辺りまでは、まだ余裕だったのですが・・・

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大瀬崎を過ぎて太平洋からの風と波をまともに被るようになると、様子が一変しました。

宇久須へは真上りで、おまけに大きな波に正面からぶつかります。セールを小さくして南西の方向へ斜めに走ります。
3メートルを超す波に突っ込んで、なんども頭から潮を被りました。
ついにSさんが船酔いでダウン!!
もうすぐ、もうすぐ、と元気づけながら我慢のセーリングです。
南下を始めたのが13:00ごろ、ようやく宇久須の黄金崎が見えてきたのが17:00を過ぎていました。
たっぷり4時間、波と風に揉まれましたが、ヨットは無茶をしなければ安全です。

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17:30すぎ、いつもの岸壁に船を舫います。湾内は静かなものです。 Sさんに「Are you OK ?」と聞くと、Vサインが帰ってきました。

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岸壁には到着が遅いのを心配して、民宿「大和丸」のご主人が出迎えてくれていました。
歩いて3分のところにある大和丸さんには、もう5回以上お世話になっているでしょうか。週末は混んでいるようですが、天気のよくないこの日は完全に貸切り状態でした。

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温泉で潮を流して、お待ちかねの宴会です。
Sさん、さすが若いですね、すっかり元気を取戻していました。彼は台湾人で、現在はアメリカのコンピュータ会社の上海支社の責任者で、中国、香港、台湾、日本、アメリカを飛び回っています。
ヨットのオーナーのKTさんとは、なんとスカイプで知り合って、来日時の週末にしばしばKTさんの自宅に泊っています。
各国のおもしろい話、珍しい話を肴に、おしい魚を食べるのは格別です。
これがあるからヨットは止められませんね。

7/07
「大和丸」の朝食です。豪華ですね。
さすが駿河湾、アジの刺身までついています。

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今朝もパッとしません。ときどき小雨が降っています。
雨を覚悟の完全装備で船に乗り込みます。

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9:10 出港
ときおり小雨も降りましたが、波が穏やかなのでしぶきを被ることはありません。
それでも大瀬崎まで3時間ほど、東に転針してから1時間近くかかり、帰港は13時を過ぎていました。

YHでは、先日沖縄からのロングクルージングから帰って来た
「きらきら丸」がメンテナンスの真っ最中でした。

登っているのは身軽なKさん。1本のロープで10メートル以上も高いところで、作業です。
オーナーのOさんは、下でロープを引っ張っています。

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今回はお天気が悪くて、ゲストには申し訳ないセーリングになってしまいましたが、ご本人がいたって元気だったので、ホッとしました。
Sさん、これに懲りずにまたおいで下さいね。