6/17
天気が良ければしまなみ街道を少し走りましょうか、と言っていたのですが、朝から小雨が降ったり止んだり・・・
おかげで洗濯と、市内散策が出来たうえに、夜には思わぬ出会いに恵まれました。
尾道のガウディハウス
ということで、昨夕シャワーを使わせてもらった「あなごのねどこ」で、こんどは洗濯と乾燥を
させてもらいましょう、ついでに表の「あくびカフェ」でモーニングにしましょう、ということで
出かけました。
洗濯はOKだったのですが、カフェは11時オープンとのこと。
モーニングならすぐそばの「尾道浪漫珈琲店」でやってますよ、ということで、洗い物を洗濯機に
放り込んでおいて出かけました。
昔風の格調高い(?)本格的な喫茶店です。
HHさんは、頃合いを見計らって洗濯の様子を見に行きます。
乾燥機が家庭用の機械なので、乾燥にずいぶん時間がかかリました。
私はそのあいだ喫茶店に居座って、メールを送ったりネットサーフィンをしていました。
お昼前にようやく乾燥が終わり、いちど船に帰ってから少し遅いランチに出かけました。
尾道は穴子が名産とのことなので、穴玉丼を頼みました。
美味しかったのですが、うっかり「ご飯少なめに」を言い忘れてしまったために、
少々持て余しました。
学生や若い人向けのお店だったので、量が多かったのですね。
食事の後は、小雨の降る町を少し歩いてみました。
「尾道のガウディハウス」というのが気になっていたので、観光地図を片手に駅の北へ。
尾道駅北口はすぐに住宅街で、南口に比べてあまりにも閑散としています。
古いお家がきれいになって今も現役で残っています。
お目当てのガウディハウス、気が付かずに通りすぎてしまったようで、お店の方に尋ねてみると
時計屋さんの反対側の急な階段を上がったところだよ、と親切に教えて下さいました。
ありました、ありました。
階段を登ってみると、想像を絶するよう複雑な瓦屋根を戴いた古い建物です。
調べてみると「尾道空き家再生プロジェクト」というNPO法人が活躍しています。
詳しくは → こちら をどうぞ
帰り道にちょっと狭い路地を入って行くと古民家を改造したカフェや雑貨屋さん、アパートなどが
点在していました。
後でわかったのですが、「いっとく」「あくびカフェ」「あなごのねどこ」の建物も再生プロジェクトの産物だったのです。
「いっとく」さん、今夜は営業しているということを確認してから、一度船に帰って休憩です。
夕方6時前に小雨の中をふたたび駅北の「いっとく」へ
とりあえずのビールのあとは、色んな物を食べたいので、コースで注文です。
今が旬の鱧を軽く炙った刺し身から始まって、どれもこれもけっこうなお味でした。
と、じつはここで思いもかけない方と出会いました。
それは上記「尾道空き家再生プロジェクト」の中心になって古い家を再生している若い大工さんが少し離れたカウンターに居たのです。
またまた奇遇ですね。
この仕事が大好きでたまらないといった雰囲気の好青年で、嬉しくなっていろいろとお話を
お聞きしました
「あなごのねどこ」と「あくびカフェ」には、廃校になった古い小学校の建具をもらって使っているのだそうです。
行政と一体となってこのプロジェクトを推進しているそうで、頼もしいですね。
すっかり尾道のファンになってしまいました。
というようなことで、今夜も「いっとく」での楽しい夜が更けていきました。