6/18
夜明け前から大雨です。
こんな日はとても出港する気になりません。
ということで、予定を一日延ばして今日も尾道でウダウダすることにしました。
HHさんは今後の航海の予定を立てたり、寄港地に連絡をとったり、と仕事がありそうだったので、
単独行動をすることにしました。
尾道といえば、大林宣彦監督の出身地、たくさんの映画が撮影されていますね。
ネットで調べてみると「尾道シネマ」という映画館があって、ちょっとおもしろそうなのをやっていました。
ジュディ・デンチが主演の、実話を元にした映画だそうです。
上映開始が11:40からだというので、それまで少し市内をブラブラ時間調整しました。
梅雨時の水曜日、雨の午前中、観光客も見当たらず閑散としています。
13:30に映画が終了。
内容はちょっと物足らなかったかな、「実話に基づく」というからこんなものか・・・
雨はあいかわらず降ったり止んだり、HHさんに連絡をとってみると、映画資料館にも行ったし、
昼食も済ませたとのこと。
ということで、映画館の近くの食堂で一人で煮魚定食。
食後に映画資料館へ行く途中、海の駅の真ん前にある住吉神社へ。
うしろにル・パルナスが見えています。
境内にある『力石』
尾道の港が北前船の寄港地として繁栄した江戸時代、浜の仲仕連中がこの石を持ち上げ力比べをしました。
石には持ち上げた人の名前が刻まれています。
詳しくは → こちら
映画資料館
なつかしいポスターが一杯張ってありました。
いちど船に帰って、ひと休みしたあと、夕食はHHさんが地元の人から教えてもらったという
「たまがんぞう」
古いビルに、一階にはなつかしいオート三輪がデ〜ンと居座っています。
お店は右手の階段を登って二階です。
窓際のカウンターに座って、板前さんと話してから分かりました。
ここのオーナーは「いっとく」さんと一緒だったのです。
しかも例のNPO法人の副代表理事を務めている方だと分かりました。
いや〜ぁ、面白いですね。全部つながっていました。
もちろん、料理もおいしかったですよ。
ところで店名の「たまがんぞう」って?
カウンターの向こうで忙しく働く板さんが丁寧に教えてくれました。
魚の名前で、正式名称はタマガンゾウビラメ、通称デベラ。
デベラの干物を炙って出してくれました。最近は漁獲量が減っているそうです。
最後はウナギならぬ、アナゴのお櫃まぶしがオススメ。
というようなことで、雨のお陰で予定を一日延ばした尾道とは、ずいぶん近しい気分になれました。
さて、明日は天気も回復だそうなので、いよいよ大三島、楽しみです。