9/17(水) 2日目
今日は15kmほどのところにある「カヌー館」で、9時から始まるカヤック体験です。
ということで、食事はいつもより少し早く7時に用意してもらいました。
7:40 出発、空は薄曇り、雨の心配はなさそうですが、霧が降りています。
四万十川はくねくねと蛇行しているので、ショートカットのトンネルが数多く有ります。
その幾つかを敢えてトンネルを通らないで、ぐるりと遠回りして川沿いを走りました。
車も来ないし、最高に気持ちのよいサイクリングです。
同年輩と思われるお二人が、道端に車を止めて釣りの準備中です。
お話を伺うと鮎の友釣りだそうで、仲の良さそうなお二人、いかのも楽しそうでした。
最近出来たと思われる長いトンネルは、歩道が広々していて走りやすくて良いのですが、
クルマが入ってくるとその轟音で怖くなります。
沈下橋です。
こちらの沈下橋はなんと途中で落ちています。
あとで聞いたところ、8月の大雨で落ちたそうです。
走ること1時間あまりで、カヌー館に到着です。
橋の下に見える泡立っている流れを下ります。
カメラはポリ袋に入れていけば大丈夫じゃないかとタカをくくっていたのですが、事前の注意で
「必ず濡れますから、カメラなどは持っていかないこと」と念押しされて諦めました。
ということでカヌーの写真は、インストラクターのトッティさんが撮影したものをいただきました。
本日のメンバーは7名、トッティさんはなかなか教え上手で、わかりやすかったですね。
まずは陸上でレッスンを受けてから、ヘルメット、ライフジャケット、そして水をかぶっても
船内に入らないように、スプレースカートを着込んで乗り込みます。
流れの緩いところで、まずは自由に動きまわって、前進、後進、回転、停止とコツを掴みます。
昔々、琵琶湖で一度だけ友人に誘われて乗ったことがあります。
湖北の岸から、竹生島まで漕いでいって上陸しました。
その時は、往きはスイスイと調子よく漕いだのですが、帰りは向かい風が吹き出して、
漕いでも漕いでもなかなか帰り着かないで焦った記憶が焼き付いています。
今回は川ですからその心配はないのですが、4kmの川下りの途中に2箇所速い瀬があります。
転覆したときの対処の仕方も教えてもらっていて、ずぶ濡れになるだけでたいして危険もないと
分かっているのですが、それでも緊張です。
今回は2名が沈しましたが、もちろん何のケガもありません。
暑いぐらいの気候だったので、気持よかった〜、とのことでした。
しだいに慣れてくると、支流から流れ込んでくる流れの早いところに行って、流れを遡ったり、
横切ったり、とチャレンジしました。
約4kmの川下りを楽しんで、カヤックを陸に担ぎあげておいて、人だけ車で元のカヌー館まで
送り届けてもらいました。
楽しい経験でした。
GBさんは昔高校性だった頃に、学校で仲間とカヤックを自作して川を下ったことがあるそうで、
今回もオール捌きが断然光っていました。
西伊豆でシーカヤックをやってみたい、との希望があるので、いつか実現するかもしれません。
ランチはカヌー館でカレーライスです。
館内には様々なカヌーが展示されていて、なかなか興味深い施設でした。
さて、ゆっくり休憩して午後の部スタート、ここからは四万十川の左岸を走ります。
約45kmさきの中村の宿へ出発です。
3時間ほど走ってようやく中村の街に近づきました。
中村駅前に今夜の宿「ZAKONE」があります。
なかなかおもしろい宿で、素泊まり3,000円のゆったりしたゲストハウスです。
元のお家をご主人がお友だちの手を借りながら、自分で改造したとのことです。
ソファーに丸くなっているのは、看板犬「コナ」4才、黒ラブと甲斐犬のミックス。
人懐っこくて可愛い犬でした。
山持ちの幼なじみ(次の夜、ご一緒しました)が提供してくれる四万十ヒノキがぜいたくに
使われています。
お風呂は屋外と、室内と2つあります。
客は私たちだけだったので、大広間をゆったりと使わせてもらいました。
ここのご主人がなんともユニークで、月の半分だけ宿を開いていて、後の半分はご家族のいる
東京生活だそうです。
そのたびに愛犬「コナ」を飛行機に乗せて移動しているというからさらに驚きです。
夕食はご主人イチオシの「ちか」へ車で送ってもらいました。
看板に「味劇場」とあります???
一階では気が付かなかったのですが、二階から見ると厨房が舞台のように見えて、まるで劇場
ですね。
カツオの塩タタキはもちろんのこと、サバの刺身(これは珍しい)、四万十川の川海苔、川エビ、
土佐ジロー(鶏)の玉子焼き、鯖寿司だとか・・・いろいろ有り過ぎて覚えきれません。
お酒は土佐鶴、おいしかったですね〜
興味のある方は食べログをどうぞ。 → こちら
詳しく出ています。
というようなことで、帰りは心地良い夜風に吹かれながら、宿まで20分ほどの道を歩いて帰りました。
この宿に2泊を計画したのは大正解、お陰で美味しくて楽しい夕食を2度も出来ました。