6/06 ~ 08 倉敷・白石島旅行(2/2)

6/07
6時半にゴルフに出発する級友たちを見送って、一人食堂で朝食を済ませます。
今朝は私も7時にホテルを出て、倉敷駅から笠岡・白石島に向かいます。

昨年のちょうど今頃、やはりスペイン旅行から帰ってすぐに、HHさんのル・パルナス号を
追いかけて直島へ行き、ヨットで海から白石島を訪れました。

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<昨年のブログ>

しまなみ海道

瀬戸内クルーズ(その3) 6/14,15白石島

今回はJR笠岡駅から歩いてすぐの笠岡港から連絡船で渡ります。

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神島→高島と立寄って白石島まで35分です。

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上空は青空ですが、遠くはモヤっています。

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ちょうど一年ぶり、なつかしいです。

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お世話になる民宿「はらだ」さんへは港から徒歩10分です。
すぐお隣が、「さんちゃん」食堂。

「さんちゃん」も「はらださん」も、昨年以来Facebookで日々の様子を知っているので、
一年ぶり、という気はしません。

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挨拶もそこそこに、はらださんで服装を整えて、ご主人に艇庫に案内してもらいます。
梅雨になったからでしょうか、今日は午後からお客さんがあるようですが、
午前中はカヤックに乗るのは私一人です。

いろいろと教えてもらって「大丈夫ですよ」と一人海の上へ送り出されました。

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海面は鏡のように穏やか、ひと漕ぎでスイーッと軽々と進みます。
青空のもと、最高に気分がいいですね〜ェ

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宿の前の海水浴場の沖合を行ったり来たり、慣れてきたので島の方に近寄ってみます。
このカヤックの船体はポリエチレン製なので、少々岩に乗り上げたり、
ぶっつけても大丈夫だそうです。

ヨットでは不用意に近づくと暗岩にキールをこすってしまうので、いつも遠く
離れる癖が付いているのでなかなか近づけません。

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海に出てから2時間ほど、ウロウロしていましたが、お昼になったので一度上陸です。
波打ち際にクラゲが浮いていたので、パドルで掬い上げてみました。
直径20 ㎝以上もあります。

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さんちゃん食堂に行ってみると、なんとなつかしいA女史がパートナーのPさん(初対面)
といっしょにランチ中でした。

一年前のことを覚えていてくれて、感激(?)のご対面です。
昨年はHHさんともどもお家に上がり込んで洗濯機を貸してもらいました。
当時Pさんはお一人で南の島にセイリングとのことでお留守でした。

米国人の彼女は、島にある白石島国際交流ヴィラの世話をしたり、インターネットで
日本文化についての記事を書いています。

白石島国際交流ヴィラ

RocketNews24 English

さんちゃん食堂でカレーライスを食べていると、ちょうどそこへ笠岡市に住む
ヨット・自転車乗りのMちゃんがやって来ました。

彼は昨年、このさんちゃん食堂で飲み会をした時に居て、ピアノを弾いて楽しませて
くれました。

今回は島に来る前からカヤックで白石島一周をしてみたい、と考えていました。
距離にすると5海里あまり、10kmほどです。

「修学旅行で来て、初めてカヤックに乗る中学生たちでも一周している」と聞くと、
なんだか行けそうな気になります。

それでも初めての海に一人で漕ぎだすのは、ちょっと勇気が要ります。
誰かいっしょに行ってくれる人がいれば心強いのですが、Mちゃんも用事がある
とのことです。

そこで彼から海の様子を色々聞き出しました。
注意することは潮の流れ、だそうです。
お隣りの北木島との間は潮が流れているから、どちら方向で回るといいのかを
予め調べておく必要があるとのことです。

今日の満潮は14:00だから、それまでに通り抜けるのなら時計回りが良い、
とのことです。

まだ1時間半ほどあるから、今から出れば問題ないでしょう、と聞いて
思い切って一人で出ることにしました。

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スイスイと調子良く漕ぎだしたのですが、結論を言うと白石島一周は見事失敗に
終わりました。
針路を間違えてお隣の北木島にむかって一生懸命漕いでいたのでした。

間違いに気がついたのは出航してから1時間ほど経ってからです。

慌ててUターンしたのですが、満潮まであと30分ほど、果たして行けるのかと不安になっていると
なんだか船の進みが急に遅くなってきました。

ショートカットしようとして北木島に近いところを行こうとすると、思うように進みません。
どうも潮の流れが変わりだした様子です。

ということで、これはもうダメ、と諦めて向きを変えました。

どうして針路を間違えてしまったのか?

後になって考えると、ヨット乗りの悪い癖が出ていたのです。
ついつい陸から離れてずいぶん外を走ったのです。
カヌーの場合は暗岩を恐れることはないのですから、もっと陸に近いところを
走ればよかったのですが、ずいぶんと沖合に出てしまったので、大きなミスを
してしまいました。

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A点からだと陸地が続いているように見えたので、さらにまっすぐ北木島へ向かって
しまったのです。

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(Uターンしたあと帰りに写した写真です)

B点でもう一度右を見ればその間違いに気づいたはずなのですが、一生懸命漕いでいたので
気づくのがずいぶん遅れてしまいました。

あとで考えるとバカみたいな話ですが、こういうときは一人だとダメですね。

さらにこの後しばらくして、ちょっと怖い思いをしました。

引き返そうと決めてから少しして、ちょうど14:00頃だったでしょうか、
潮が変わって背後から音を立てて潮の流れが押し寄せてくるのです。

たいして大きな波ではないので、追い波に乗って漕ぐと気持ちよく進みますが、
そのうちに大きな波もやってきます。
さらに前方には小さな渦を巻いているのが見え出しました。

横波を被らなければ大丈夫、と分かっているのですが、気持ちが悪いものです。
こうして20分ぐらい波に押されたでしょうか、ようやく元の静かな海に戻り、
それから30分ほどはゆっくり落ちついて楽しむことができました。

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一周は出来ませんでしたが、瀬戸内の潮の流れを垣間見ることが出来て、なかなかの
経験をしました。

ということで、宿に帰ってお風呂に入り、夕ごはんです。
食堂には午後到着の大阪からのお客さん、5人の男女のサーファーと一緒に愉快に
いただきました。

夕ごはんは、はらだのご主人が腕によりをかけて大御馳走です。

いや〜ぁ、素晴らしい!!!

初めて食べたコショウダイの刺し身が、じつに美味しかった!!!

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タコ刺し、ゴーヤとエビ

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イカのヅケ、ムール貝(写す前に食べてしまった!)

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そして食堂からの夕焼け

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18:51:09

太陽が沈んだあとも素晴らしい!

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19:16:14

こうして一年ぶりの白石島の夜は更けていきました・・・

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6/08

今朝は昨日と打って変わって、今にも雨の降りそうな空模様です。

楽しかった白石島に別れを告げて、9:50の連絡船で帰ります。

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新倉敷から新幹線、向かいのホームにおしゃれな色使いの列車が停まっています。

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車内販売でお弁当を買いました。

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姫路では、遠くに新装なった姫路城を見ることができました。

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こうして楽しい二泊三日の瀬戸内への旅は無事終了。

パーティに招待してくれたSKさん、大歓迎して下さった白石島のみなさん、
ありがとうございました。

次回は、ぜひともカヤックで白石島一周をしたいものです。

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